【羨ましがられちゃう⁉】かわいい山形弁と使い方を徹底解説!

 【羨ましがられちゃう⁉】かわいい山形弁と使い方を徹底解説!

「訛りって田舎臭いと思われそう…」

「かわいい方言ってどんな方言?」

「わたしも方言を使って話してみたい!」

 

かな
かな

こんな思いを持っている皆さん!

おはよっす~、おばんです~

(おはようございます、こんばんは)

神奈川の大学に進学するまでの18年間を山形で過ごした、生粋の山形県民かなです!

 

山形弁にどんなイメージを持ちますか?難しいと思われがちな方言ですが、実はとってもかわいいんですよ!

最近では、”7時”(ななじ)”と言ったら、訛りのあるイントネーションと言い方が相まって「子どもっぽくてかわいい」と言われました^^;(知らなかったのですが、7時=ななじって言うのは山形の方言なんだそうです)

今回はそんなかわいい山形弁と使い方を、エピソードと一緒にわかりやすく解説していきます!

最後まで読み終わったときには、きっと山形弁の魅力にとりつかれているはずです(笑)

すぐに使えるものばかりなので、ぜひいつもと違う一面を見せて周りをドキッとさせちゃいましょう!

 

 

*目次

1.山形弁ってどんな方言?

2.地元民が教える!よく使う山形弁5選

3.かわいい山形弁5選!

 ⑴んだ・んね

 ⑵けろ

 ⑶にゃー

 ⑷わらわら

 ⑸めんこい

4.シチュエーション別の使い方

 ⑴かわいい方言編

 ⑵日常編

 ⑶旅行編

5.まとめ

 

 

1.山形弁ってどんな方言?
かな
かな

山形弁は「村山弁・最上弁・庄内弁・置賜弁」の4つの方言に分けられます。

地域によって訛りが少し違うんだよ。村山弁は早口で、庄内弁は比較的おっとりしています。共通しているのは濁点がつく訛りが多いこと!語尾によく「ず」が付くことも特徴の一つです。

 

いわゆるズーズー弁だね!

山形弁は聞き取りづらくて難しいって聞くけど…

 

かな
かな

確かにちょっぴりクセがあるけど、特徴をつかめば大丈夫!ではさっそく、山形で生まれ育ったわたしがよく使う山形弁を徹底解説していきます!

 

 

 

2.地元民が教える!よく使う山形弁5選

①け、く

かな
かな

まずは山形弁と言ったらこれ、です!

え、1文字だけだけどこれが方言なの?

かな
かな

そうなの!「=食べなさい」、「=食べるよ」という意味で、この2音だけで会話になっているんです。どの家庭でも毎朝使われているのではないでしょうか(^^;

 

例文)『わらわらけ』  『今からく』

意味)『急いで食べなさい』『今から食べるよ』

 

*「わらわら」は3.かわいい山形弁5選!にて紹介しています

 

こだな

「こだな=こんな」という意味です。

他にも「あだな=あんな」「どだな=どんな」「ほだな=そんな」や、「ほだい=そんなに」「こだい=こんなに」など、同じように変形する単語があります。

”ん→”に変化するんだ!

かな
かな

どれもよく使われる方言だから、規則性が分かると聞き取りやすくなるね!

 

例文)『こだなうまいスイカ くったことねぇ』

意味)『こんな美味しいスイカは食べたことがないよ』

 

ごしゃぐ

「ごしゃぐ=怒る」という意味です。「怒られる」だとごしゃがれるとなります。

雷の”ゴロゴロ”っていう音と似てておもしろいね!

 

例文)『そだな ごとやってっど ごしゃがれっぞ』

意味)『そんなことやってると 怒られるよ』

 

さんなね

かな
かな

さんなね=しなきゃいけない」という意味です。これからの予定を伝えたり、親が子供に注意したりするときによく使われます。すらんなねとも言いますよ。

 

さ=動詞「する」なので、他の動詞、例えば”走る”を使って「走らなきゃいけない」と言いたいときは、、、

 

走らんなねとなるんだね!

かな
かな

そのとおり!下の例文は、わたしもよく親に言われていたなぁ(*´ω`)

 

例文)『遊んでばっかいねで 宿題もさんなねよ』

意味)『遊んでばかりいないで宿題もしなきゃいけないよ』

 

さすけね

かな
かな

さすけね=大丈夫だよ、気にしないで」という意味に当たる方言です。「差支えない」からきているといわれており、お礼やお詫びの言葉を言われたときに使います。さすかいないともいわれるのですが、ここでわたしのエピソードをひとつ。

おばあちゃんから手作り野菜をもらったときのこと、わたしが「ありがとう」とお礼を言ったら「さすかいない〜」と笑顔で言ってくれて、そのときのおばあちゃんのにこにこ顔がかわいくて!今でも思い出すとほっこりします♪

 

例文)『こだい いっぱい わりな』 『さすけね』

意味)『こんなにたくさん(もらって)悪いね』 『いいよいいよ』

 

ここまでよく使う山形弁を5つ紹介、解説してきました。いかがでしたか?短縮された短い言葉が多いので、使いやすいですよね。

だんだん山形弁の魅力を感じ取れてきているのではないでしょうか!(^^)! 他にも、まだ紹介していないかわいすぎる山形弁があるんです!次は、その中でも厳選した5つをご紹介します

普段は方言を使っていないという方も、いつもと違うかわいいギャップで惹きつけちゃいましょう!

 

 

3.かわいい山形弁5選!

 

⑴んだ・んね

「んだ=そう」という肯定を、「んね=違う」という否定を意味します。だれもが使う超頻出ワード!

ふとした時に「んだ」ってうなずきながら言われたら、思わずドキッとしちゃうね!

かな
かな

「んね」って首を振りながら言われるのも、愛らしさがあるよね(≧◇≦)

 

⑵けろ

かな
かな

そこのペンとってけろ!

🐸…?

かな
かな

🐸じゃないよ!「けろ=〜してくれ」という意味の方言なんだ

なるほど!お願いする時の言い方なんだね!

 

⑶にゃー

「にゃー」は語尾について、共感の相槌を意味します。

けろに続いてにゃー🐱?!

動物の鳴き声みたいな方言があるなんておもしろかわいいね!

 

 

⑷わらわら

「わらわら=急いで」という意味の方言です。

なんだか楽しそうだね

 

⑸めんこい

「めんこい=かわいい」という意味です。めんごいと濁ることもあります。

 

どれも思わずにやけちゃうかわいさですよね♪

では、具体的な使い方をシチュエーション別に解説していきます!

 

 

4.シチュエーション別の使い方

 

⑴かわいい方言編

1、んだ

・お友達の家に遊びに行ったとき

例文)『こだい でっかい犬 飼ってだんだが?』『んだず!』

意味)『こんなに大きい犬を飼ってたの?』 『そうだよ!』

かな
かな

「ず」を語尾につけると、強調のはたらきをします。

また、「んだべ?=そうでしょ?」もよく使いますよ!

 

・すすめられたものを気に入ったとき

例文)『すすめらっだこのペン書きやすいっけ!』『んだべ~?』

意味)『すすめられたこのペン書きやすかった!』『そうでしょ~?』

 

2、けろ

・宅急便が届いたとき配達員さんに

例文)『そさ おいといてけろ』

意味)『そこに置いといてください』

 

3、にゃー

・共通のはまっているものの話をするとき

例文)『昨日のドラマ おもしゃいっけね!』『んだにゃ~!』

意味)『昨日のドラマ おもしろかったね!』『そうだね!』

 

4、わらわら

・時間に遅れそうなとき

例文)『わらわら準備してあべさ!』

意味)『急いで準備して 行くよ!』

 

かな
かな

あべさあべさ!」だけでも「早く行こう!」という

急いでいる感が伝わりますよ^^

 

5、めんこい

・おばあちゃんたちのお茶会にて

例文)『おらいの孫 めんこいんだず~』

意味)『うちの孫がかわいいのよ~』

 

かな
かな

めんご=いい子」という意味でもよく使われます。

 

・親が子どもをほめるとき

例文)『じいちゃんば手伝ってけで めんごだな~』

意味)『じいちゃんを手伝ってあげて いい子だな~』

 

⑵日常編

1、こちょびたい

かな
かな

こちょびたい=くすぐったい」という意味です。

県外出身の子に『チョコビ?』と聞き返されました(笑)

・首元に服のファーや糸があたっているとき

例文)『首んとこさ わさわさして こちょびったい』

意味)『首のところがわさわさして くすぐったい』

 

2、いがった

かな
かな

いがった=よかった」という意味です。よく「いがったいがった」と、2回続けて使われることもありますよ。こちらも頻出方言なので要チェック!

 

・ほめてもらったとき

例文)『前 かしぇでもらった芋煮 うまいっけ~』 『いがったいがった!』

意味)『前 食べさせてもらった芋煮 おいしかった~』『よかったよかった!』

*芋煮はさといもを使った山形の郷土料理です。

 

3、すこだま

かな
かな

すこだま=すごくたくさん」という意味です。

冬は特に使用頻度が高くなります!

・大雪のとき

例文)『また すこだま雪降ったなぁ』

意味)『またすごくたくさん雪降ったなぁ』

 

⑶旅行編

1、よぐござったなっす

かな
かな

「よくいらっしゃいましたね」という意味です。語尾に”す”がつくと丁寧なニュアンスになります。

 

・宿泊先に到着したとき

例文)『とっがいとこ よぐござったなっす』

意味)『遠いところ よくいらっしゃいましたね』

 

2、あがってけらっしゃい

かな
かな

「(家に)どうぞおあがりください」「(食事を)召し上がってください」の2つの意味を指します。わからなくても、どちらも歓迎の意を示すので安心して大丈夫!

 

出迎えるとき

例文)『外寒いっけべ〜。あがってけらっしゃい』

意味)「外は寒かったでしょう〜。どうぞおあがりください』

 

3、かます

かな
かな

かます=かき混ぜる」という意味の方言です。独特の表現かもしれませんね

・お料理の説明をされたとき

例文)『よっぐど かましてから 食べてけろ』

意味)『よく かき混ぜてから 食べてください』

 

4、ちょす

 

かな
かな

ちょす=触る」という意味です。よく子どもへの注意で使われています。

もしお店の方などから言われたら気を付けましょう!

 

・店内を物色しているとき

例文)『ここんなのは ちょさねでけろな』

意味)『ここにあるものは さわらないでくださいね』

 

 

5.まとめ
かな
かな

よく使う山形弁やかわいい山形弁を、シチュエーション別に例文を用いて詳しく解説しました。山形弁を使うときや旅行に行く際の参考にしてみてください!

 

ポイントのまとめ↓

・濁点がつく訛りが多い

・短縮された短い言葉が多い

・「ず」を語尾につけると強調の働きをする

・「す」を語尾につけると丁寧なニュアンスに

 

今や”なまっているほうがかわいい”と言われています!実際にわたしも都心部で生活していて、友人などから「訛りとか方言を出したほうがいいよ」と何度も言われました。

訛りを気にしている方、方言を使いたい方、ぜひぜひ山形弁を使ってみてください!羨ましがられること間違いなしですよ(^^)/

 

かわいい山形弁はたくさんありますが、まずは「けろ(=〜してくれ)」と「にゃー(=共感の相槌)」から使ってみてください。語尾につけるだけで簡単なのでおすすめです♪

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